2011年10月09日 (日) | Edit |
企業は、真摯に要望書を吟味してほしいです。


     2011・10・3

イベント「ワンニャン家族探し」への要望書を提出しました
    要 望 書




全国動物ネットワーク (動物ボランティア団体全国民間ネットワーク)



<「ワンニャン家族探し」主催>
TBCラジオ 東北放送株式会社 代表取締役社長 一力 敦彦 殿



<「ワンニャン家族探し」協賛>
アイシア株式会社
代表取締役社長 長谷川 修 殿 

アイリスオーヤマ株式会社
代表取締役社長 大山 健太郎 殿

日清ペットフード株式会社 代表取締役社長
増井 隆夫 殿

ネスレ日本株式会社(ネスレピュリナペットケア)代表取締役社長兼CEO
高岡 浩三 殿 

ペットライン株式会社 代表取締役社長
土志田 茂 殿

マースジャパンリミテッド社長
森澤 篤 殿

株式会社 ヤマヒサペットケア事業部 代表取締役社長
山田 博久 殿

ユニチャーム ペットケア カンパニー株式会社 代表取締役社長
二神 軍平 殿 

ライオン商事株式会社 代表取締役社長
小森 衛 殿



 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて、貴社におかれまして、本年10月2日、ホーマックデポ名取店駐車場内にて「ワンニャン家族探し」のイベントを実施されるということを一般の方より聞き及びました。

 また同時に、多くの一般の方々・動物愛護団体様から、当イベントに対する「不安」「改善を希望する」等々のご意見が私ども全国動物ネットワークに寄せられました。

それらを受け、イベント主催・関係者の皆様に向けて、私たちからのご提案を申し上げたいと存じます。

番組『ワンニャン家族探し』が、TBCラジオ様、協賛企業の皆様の高い志と企業倫理に基づいた上で運営されることを望みます。

『正しい動物との触れ合い方』を、企画協賛されている企業様各位がお示し頂く事で、日本の動物に対する意識と文化の向上に大きく貢献されることと確信しております。



●『ペットは家族の一員』であり、最期の瞬間まで共に過ごすこと。
●私達は、動物たちの飼養により幸せを得ることができるということ。
●理想的な『動物譲渡手続き』のあり方の『見本』を提案すること。



 今回、私ども動物愛護ボランティア団体の実地経験から得た知恵を用い、いくつかのご提案をさせて頂きたいと存じます。

 以下の提案より一点でも『ワンニャン家族探し』にてご活用下さればこれ以上の喜びはありません。また、少なくとも、譲渡の際に相当の内容の誓約書に署名することをお願いしたいと存じます。誓約書に盛り込むことが望ましい譲渡条件の例として、東京都愛護センターの譲渡条件をご参考までに、別紙でご送付いたします。

 ご提案の主旨をご理解頂いた上での運営に際しましては、私共としてもお手伝いできることがあると存じます。いつでもご連絡くださいませ。

 ご協賛の各社様にもご理解をいただけますように、こちらと同じ内容の文章をお伝えさせていただきます。

 本番組イベントが、社会一般から大きな支持が得られ、成功を収められます事を、心よりお祈り申し上げます。


1.【募集月齢条件の見直し】
 動物愛護先進諸国では、8週齢(56日)または生後60日に満たない犬・猫の流通を認めていません。本イベントでもこの基準に準じた条件を設定する事により、より先進的な動物愛護精神に則った上での運営であることを示す事ができます。

日本の一般的な動物個体の流通市場に対しても、大きな意義のあるメッセージとして残ると考えられます。



2.【ワクチン接種の確認】
 犬猫の健康を一番に重んじる企業様各位の協賛である事を十分に示す上で、ワクチン接種の実質的な効果(免疫獲得)を条件として設定することは必要不可欠だと考えます。

 飼育に当たる上で、今後も継続したワクチン接種の必要性を本イベントを通して同時に広める事ができれば更に効果的です。



3.【譲渡決定は『抽選』ではなく『審査』で】
 何よりも、動物達の幸せな生涯を願う協賛企業様各位の理念を伝えるため、譲渡に関しては十全な『審査』を通して譲渡決定をする、と設定することが必要です。

 無償・有償にかかわらず、命の受け渡しとしての理想的なあり方を示す事で、日本の動物に対する意識と文化の向上を広く訴えることができるものと考えます。
  
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下記に少しですが詳細な情報・データ等を添付させていただきます。
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●欧米では8週齢未満あるいは生後60日未満の犬猫を親から離して流通させてはならないとされます。
 ところが日本では法規制がないことが問題になっております。しかしわが国でも、幼いうちに親兄弟と離別し、ウインドウのなかに展示され販売される動物が、やがては病気やストレスなど健康面でトラブルを起こすこと、社会化が阻害されることで問題行動を生じ、遺棄の原因にもなること等が、専門家による所見で明らかにされつつあり、ようやく幼い犬猫の流通に歯止めがかかろうとしています。
 今回の愛護法改正でも流通の月齢引き上げが焦眉となっております。



●ワクチンを接種できるのは2ヶ月を過ぎてからであり、譲渡条件である生後50日、40日ではワクチンは打てません。また、抗体ができるまで1週間から10日かかります。譲渡会参加のためワクチン接種を早める人も出てくるかもしれず、それは犬猫の健康にとって大変危険です。
 また、ワクチン接種をさせずに譲渡会場に参加する犬猫がいれば、それらを通して感染症蔓延が引き起こされる可能性があるということになります。



●譲渡の際には、里親希望者の方にお会いする前に、事前にアンケート調査を行います。その内容は、家族構成や年齢、年収、持ち家か借家か、ペット可の住宅か否か、家族の同意は得ているか、家族にアレルギーはないか、出産や転居の予定、飼育経験、先住犬猫の寿命や死因、動物の病気に対する知識を問うものであり、それらを通じて不良飼い主をふるい落とし、確実に幸せにしてくださるファミリーを択びぬくのです。
 この人なら間違いない、という方には面会してお見合いへと進み、いよいよ確証が得られたら、住居へのお届けとなります。譲渡会場での引渡しは行いません。さらに譲渡の際には身分証明書の写しを頂き、子犬子猫の場合は手術の約 束金を預かります。(手術終了証明書と引き換えにこの預かり金はお返し致します。)

 これらはすべて、動物実験転売や虐待目的での動物収集など、所謂「里親詐欺」の防止のためであり、また、一般の飼い主さんに安易な気持ちで動物を飼わせないために行っているものです。当該動物の性格や生育歴等をあまり考えずに譲り受け、日を置かず、『やっぱり飼えない』と言って返還されてしまう例もしばしば見受けられます。動物をペットとしてでなく家族として迎え入れるためには、相当な覚悟と財力と設備と愛情が必要であることを認識して頂くためなのです。

 里親希望者に対し慎重な審査をしなければ、かけがえのない命を持つ動物が劣悪な飼育環境の下に置かれたり、脱走されてしまったりすることはもとより、ひいては安易に捨てられ命を落とすことになります。
 あるいは繁殖させられ数倍になって社会に戻り、センターや保健所での処分数増につながりかねません。

 譲渡相手の如何によって、その動物の今後の運命が大きく左右されてしまうのです。審査を重ね、適切な環境で飼育して下さる飼い主さんを見つけることは、いのちを守るために非常に大切なことです。社会の意識向上にも繋がっていくものです。


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